私のStory~ベビーマッサージとの出会い~

 

いつもご覧頂きありがとうございます。
 
 
今朝、
「大きくなったね~」と
言いながら見つめた
長男の手。
 
 
でもよく見ると、
指も
手の平も
ふくふくしていて。
 
 
その丸みとか
柔らかさとかから
「まだこんなにちっちゃいんだ」と
気づかされる。
 
 
“お兄ちゃん”になったけど、
成長したなぁって思うことも
たくさんあるけど、
 
 
もっともっとたくさん甘えて
わがまま言っていいんだよって、
伝えよう。
そう思った朝のひととき。
 
**。。**。。**。。**。。**。。
 
今日は、
私がベビーマッサージに
出会った時のことを
お話したいと思います。
 
 
初めて赤ちゃんにマッサージするのを見たのは、
保育士として働いていた時でした。
 
 
当時0歳児クラスを担任していて、
子どもごとに担当保育士を決めていました。
(担当保育士制)
 
 
乳児期は、
食欲や睡眠欲、
(着替えや排せつのお世話などで)快適な状態を保つ等の
生きる上での基本的な欲求を満たしてくれる
大人との間に信頼関係が育まれていきます。
 
 
この信頼関係は、「愛着」と言います。
 
 
担当保育士制は、
基本的な生活や遊びを通して、
特定の保育士と愛着関係を築いていき、
保育園で安心して
過ごせるようになることがねらいです。
 
 
そして当時のクラスでは、
生活や遊びで関わることに加えて、
担当の保育士が赤ちゃんに
マッサージをしてあげていました。
 
 
なかには、大人と信頼関係を築くまでに
長い時間が必要なお子さんもいました。
 
 
遊びでは大人を求めることが少ない子でも、
「マッサージしようね。」と
保育士に声を掛けられると、
ころんと寝転がります。
 
 
保育士がマットに寝転がった子の足を
優しく撫でていきます。
 
 
触れられる心地よさと嬉しさで
ニコニコっと笑顔になる子ども。
 
 
ゆったり温かい雰囲気に包まれて
自然と目と目が合っていく。
 
 
言葉ではないもの。
でも確かに通じ合っているというのが
伝わってくる。
 
 
触れることで伝わる愛情があると
感じた場面でした。
 
 
この時に初めて、
赤ちゃんとのコミュニケーションのひとつに
ベビーマッサージがあることを知りました。
 
  
触れ合うことで
育まれる「愛着」は、
生きる力の基礎になります。
 
 
子どもは大人と
愛着関係を築くことで、
安心して過ごすことができます。
 
 
安心できる大人の存在
を感じられることで、
そとの世界に興味を持って
動き出すことができます。
 
 
ベビーマッサージを通して、
子どもへ愛情を伝えたい。
 
 
触れ合いで感じる
温かい気持ちって、
なんて幸せになるんだろう。
そう感じました。
 
 
—————–
 
それから、それから。
 
 
当時の私は新米保育士。
 
 
子どもへの想いはたくさんあるけれども、
その想いを伝えるスキルや経験が
足りないと悩んでいました。
 
 
ひととのコミュニケーションについても
「不器用」だと感じていたので、
子ども達と上手く関係を作れるだろうか
という不安もありました。
 
 
そんな中で出会ったベビーマッサージ。
 
 
「子どもと関わる経験が
少ない私でも、
“触れること”は出来る。
 
 
今の私は、
先輩保育士のように
お世話や遊びは
上手に出来ないけれども、
子どもへの想いはある。
 
 
この子どもへの想いを
触れることで伝えられたら
嬉しい。
 
 
触れることで、
子どもと気持ちを
通じ合わせていきたい。」
 
 
保育士としての
スキルも経験も
足りないと悩んでいた私は
そう感じました。
 
 
“触れる”ことは、
子どもと関わる経験が少なくても、
赤ちゃんとどう遊んでいいか
分からなくても、
ほんの少しやり方を知れば
誰にでもできます。
 
 
『スキルや経験が
少ないと感じるけれども、
子どもへの想いは、ある。』
 
 
『想いや愛情を
子どもに伝えたいけれど、
その方法が分からない。』
 
『私のやり方で、
ちゃんと愛情が
伝わっているか不安。』
 
 
これって、
一人目の子どもを出産した後の
心境と似ているなと思います。
 
 
“触れる”ことは、
赤ちゃんだけでなくお母さんも
肌のぬくもりを自分の手で
感じることができます。
 
 
お母さんが持っている
子どもへの想いを、
お母さんご自身の手を「動かして」、
肌でぬくもりを「感じて」、
赤ちゃんの反応を見て「受け取る」。
そして、また「伝える」。
 
 
気持ちが通じ合うことを
お母さんがご自身の
からだで感じることができる。
 
 
「愛情」や「想い」は
見えないけれど、
からだで感じられると
「伝わっている」という
安心感があります。
 
 
安心して、
お母さんもお子さんも
ほっと心が緩む時間、
一緒に作りましょう。